――気が付くと、シャリーは見覚えのない部屋にいた。木の床に座り込んで背中を壁に預けた姿勢のまま、しばらく意識を失っていたようである。両手は縄で縛られ、天井の梁にくくりつけられていた。 耳をすますと、床や壁が軋む音と、波の音が微かに聞こえてきた。 「(そうだ…わたし………)」 何者かに眠りの魔法をかけられた事実が記憶の底から蘇ってきた。おそらくここはマーモの船の中で、自分は囚われの身になっているのだろう。 「ティル……」 シャリーをかばって傷つき倒れた少年レンジャーの顔が思い浮かんだ。あのまま、息を引き取ってしまったのだろうか? 「そんなはず…ない……」 自分に強く言い聞かせるようにつぶやくと、シャリーはまだ力の行き渡らない体を壁に預けながらゆっくりと立ち上がった。両手が拘束されているとは言っても、天井に繋がっているロープは余裕があり、部屋の中を一定の範囲であれば歩き回れそうだった。 「(どこか…脱出できそうなところを探さないと……)」 改めて見渡すと、室内にあるのは質素な机とベッドだけだった。高い位置に窓が一つあったが、外の様子を窺い知ることはできなかった。何かロープを切る道具でもないかと、シャリーが机の方に近付こうとした時だった。 「ようやくお目覚めですか」 「……っ!!」 突然正面から男の声がした。室内には誰もいないと思い込んでいただけに、不意をつかれて驚くシャリー。声の主は机の前の椅子に腰掛けていた。彼女が目が覚めたときからそこにいたのだろうか?とにかく気配というものが全く感じられなかった。 黒いローブを着た男は向き直ってシャリーの方をじっと見つめた。部屋の中だというのにフードをかぶっていて表情をうかがうことができない。しばらくお互い何も話さず、沈黙の時間が流れていたが、先に切り出したのはシャリーの方だった。 「ティル……私の仲間はどこ?生きているの!?」 相手の顔を睨み付けて語気荒く言い放った。 「…ティル?、ああ、竜牙兵に斬られた少年のことですか。 私の仲間が回収していましたが、どうなったかは知りませんよ。」 男はフードの奥からくぐもった声を発して答えた。 「…知らないですって!?…私を彼のところに連れて行きなさい!!」 激昂して男に詰め寄るシャリー。しかし天井に固定されたロープの長さが足りず、あと一歩というところで行く手を阻まれてしまう。 「やれやれ、強気なお嬢さんですね。 …まぁ、どこぞの神官のように御託を並べないだけましか。」 最後は独り言のようにつぶやいた後、男はおもむろに足元から魔術師の杖を拾い上げて胸元に構えた。 ――殺される。 男が魔法を唱えようとしているのを見て、シャリーは直感した。今ここで神の元に召されることは仕方のないことかもしれない。しかし、自らのミスで仲間の命を危険にさらし、その仲間の生死すらわからない状態で、自分が先に死ぬわけにはいかない。魔術師の集中を邪魔しようと思いつくままに話しかける。 「あなたたち…マーモの一味でしょ?」 「こんなところで、何をしているの? …まさかフレイムに攻め入ろうとでも考えているわけ?」 男は冷ややかな視線をシャリーの方にしばらく向けた後、おもむろに口を開いた。 「騒乱に乗じてすぐに何かする予定はは無いですがね…… まぁ我々の計画はいずれわかりますよ。2年後か、3年後か…?」 「もっとも、あなたが生きてここを出られれば、ですがね。」 そう言った後、魔術師は短い古代語のルーンを唱えた。 「(駄目…リーア……)」 閉じた瞼の裏に愛しい女剣士の顔が浮かぶ。つい先ほどは自分が死んでも構わないようなことも考えていたが、やはりこんなところで息絶えたくはない。生きて、リーアにもう一度会いたい…。 「………!? ……何を……したの?」 マナの力に少しでも抵抗しようと、呼吸を止めて意識を集中させていたが、自分の周辺に劇的な変化は起きていなかった。下腹部の辺りに鈍い衝撃を受けたような気がしたが、ダメージがあったというほどではない。 「(ひょっとして大したことのない魔術師なんじゃ…?)」 うまく運べば反撃の機会があるかもしれない。そうシャリーが考え始めた時だった。 「(やぁ…な、何……?)」 神官衣に包まれた太腿の付け根の辺りで、何かが肌の上を這いずり回るような感覚が突然伝わってきた。 「(何かいる…?虫…?)」 多足類の昆虫が何匹も蠢いているような違和感は、次第に下着の裾から女性の大切な場所の方へと場所を移してきた。 「やっ!…あ…ぁあああっ!!」 思わず悲鳴を上げたシャリー。両手を拘束しているロープを軋ませながら、中腰の姿勢で太腿を擦り合わせ、気味の悪い物体の侵入を食い止めようとする。しかし、”それら”は一直線に恥丘を駆け上り、シャリーの体の奥へと次々に潜り込み始めた。 「だめっ…!入って……ふあぁっ!!」 体内で生き物が蠢く感触がおぞましさを生み、何度も嗚咽が漏れる。 「最初は気持ち悪いらしいですが、我慢して下さい。ちょっとした幻覚のようなものですよ。」 「出して…早く出してっ!!……早くっ……!!」 異物がお腹の奥の方まで到達したのを感じて、半狂乱の悲鳴を上げた。もし両手が自由であったら、衣服の裾を捲り上げて、自らの秘所をかきむしっていたかもしれない。床に腰を落として脚を投げ出し、両膝を交互に激しく跳ね上げた。引き攣った表情には怯えの色が浮かび、切迫した悲鳴を上げながら首を振りたくっていた。 そんな彼女の様子をしばらく眺めていた男は、冷静に言った。 「大丈夫ですよ。まだ、何かいるように感じますか?」 その言葉を聞いて体の動きを止めたシャリー。いつの間にか体の奥で渦巻いていたおぞましい感触が消え失せていた。 「(やだ……)」 床で暴れていたために神官衣は乱れ、素足が太腿の半ばまで覗いていた。慌てて立ち上がって脚を隠すが、男は元々そんなものには興味を示していないようだった。 「(何か…まだ…変……?)」 激しい嫌悪感は去ったものの、腰の奥にはぼんやりとした疼きが残ったままだった。気のせいかもしれない、と思ったのもつかの間のことだった。先ほど何かが蠢めいていたところを中心に、熱い痺れのような感触が急速に広がってくる。 「ぁ……ん………」 もどかしい刺激を感じて無意識の内に腰を左右に揺らす。そんな彼女の姿を見て、男の顔に冷ややかな笑みが浮かんだ。 「……ふぁ……ぁ……ひっ!」 そして、次第にはっきりとした甘い疼きがじわじわと広がってきた。はしたない声を漏らすまいと唇を噛み締めて耐えてみるが、脈打つたびに下腹部の中心を激しい快感が走り抜け、その度に甘い声を途切れ途切れに吐き出してしまう。 白い肌を上気させ、瞳を潤ませながら身悶えする彼女の様子は、明らかに欲情しているようにしか見えなかった。 「(私…感じてなんか……ない……)」 自分が快楽に溺れ始めている…。その事実を認めたくないシャリーは必死に心の中で否定の言葉を繰り返す。大きく息を吐いて火照った身体を落ち着かせようとするが、激しい波が押し寄せる度に呼吸が荒れ、喉の奥からかすれた悲鳴を洩らしてしまう。 「何なの…これ……?ぁ…あぁああっ!」 身をよじった拍子に擦り合わされた太腿の内側にぬるりとした感触が広がる。体内から溢れ出した潤滑液が下着の吸水力を超え、膝の方へと伝い落ち始めていた。 「(やだ…濡れてる……)」 丈の長い神官衣のおかげで男の視線に晒されることはないが、きっと自分の下腹部、そして下着は夥しく濡れているに違いない…。高まる羞恥心とは裏腹に、シャリーの身体は異常な昂ぶりを見せていた。 …その時、シャリーの痴態を眺めていた魔術師はゆっくりと椅子から立ち上がり、彼女の方へ近付いてきた。 「やだ…来ないで……」 力なく首を左右に振りながら、一歩下がるシャリー。そんな動作をしただけでも、柔肉の間から新しい粘液が零れ落ち、内腿に絡みつく。 「来ないでっ……!それ以上近付いたら…・・」 「ほぅ。まだそんな元気が残っているのですか。」 さらに一歩距離を詰めながら、男はかぶっていたフードを脱いだ。血色の悪い痩せた顔があらわになる。身悶えるシャリーの肢体に冷ややかな視線を送ると、再び小声で古代語のルーンを唱えた。 「ぁ…何か……んぁ……」 その効力はあっという間にシャリーの身体に変化をもたらした。下腹部の内側に突然重苦しい痛みが広がり、切迫感が膨れ上がった。身体が小刻みに震え、顔はさらに熱っぽく上気し始めた。 「これ……ぁ……んんっ!!」 突然自分の身体を襲った切ない欲求。中腰の姿勢のまま内腿を必死に閉じるシャリー。 「おとなしくしてもらうには、これが最適でね。」 魔術師の顔に嗜虐的な表情が浮かぶ。 「ひぅああっ!!」 下腹部の膨張感は次第に激しさを増し、時おり刺すような痛みが走り抜ける。尿道の出口にじわりと漏れ出した熱い滴りを感じ、慌てて腰をかがめて膝を交差させる。拘束された両手は肝心の場所まで届かず、胸の前で中途半端に空中をさ迷っていた。 「(魔法の……効果が切れるまで…耐えられれば……)」 一縷の望みを抱いて必死に耐えるシャリーだったが、排泄欲で理性は押し流され、それどころか尿意に呼応して快楽が彼女の身体をさらに昂ぶらせていた。下腹部に力を入れて耐えようとする度に、熱い粘液が新たに零れ落ちて太腿を濡らす。 「ひっ!!…でちゃう……だめ…ぇ…」 脚を少し動かそうとした瞬間、恥かしい穴から小水らしき液体が数滴溢れ出して腿を伝う。こうなったら目の前の男の隙をついて、反撃するしかない…。薄れゆく理性の隅でそんなことを考えてみたものの、既に一歩も動ける状況ではなかった。 門を閉める力が一瞬緩んだのを見逃さず、限界を超えて溜まった液体を体外に押し出そうと本能が働く。尿意と悦楽にかき回され続けた彼女にその濁流を抑えきる余裕は残っていなかった。 「漏れちゃ……ひぅっ…あぁ…あ、あ、やぁあああ!!」 その瞬間、ぷつりと羞恥心の糸が切れ、開放の悦びでシャリーの表情が緩む。尿道口が弾け、潤みきった秘所を押し分けるようにして熱い迸りが一気に放出された。わずかの間下着の中で渦を巻いた小水は、すぐに布地を通り越して勢い良く溢れ出した。 「止まらない……ぁ……」 必死に決壊を止めようとするが、自分の意志と分離してしまったかのように、排泄行為はは勢いを緩めることなく続いていた。最初は裾からぽたぽたと雫が垂れるのが見えていただけだったが、不規則に飛び散る小水によって何本もの半透明な筋が神官衣に現れる。太腿に濡れた衣服が張り付き、シャリーの肌がうっすらと透けて見えていた。 …信じられないほどの長い時間をかけて、夥しい量の小水を床に撒き散らしたシャリー。小刻みに震える脚から力が抜け、派手な水音を立てながら床に尻餅をついた。放尿の悦びに精神の箍まで緩んでしまったのか、顔を呆けさせて自分の作った水溜りを眺めている。 「良く我慢したものですね…大抵はこの半分くらいの時間で根を上げるのですが… 伊達に神官修行をしていないということですかね。」 男はあまり濡れていないところを選びながら、シャリーの方へ近付いてきた。 「さて…せっかくですから、魔道具の実験に協力して頂けますかね。」 痩せた手には小鳥の卵程度の大きさの球体が2つ握られていた。無防備に両足を投げ出して壁に背中を預けていたシャリーの着衣の裾をめくり上げる。すらりと伸びた脚があらわになるが、まだ放心状態にあるのか、抵抗する様子は見せなかった。 魔術師は面倒くさそうに小水と愛液で透けたシャリーの下着をずらす。薄い布地が裏返って腿にからまり、底に溜まっていた恥ずかしい液体が床に零れ落ちた。そして男は無造作に球体の一つを彼女の媚肉の間へと押し込んだ。 「うん……ぁ………」 敏感な場所への挿入感に、シャリーが半開きの唇からうめき声が洩れた。力なく身を捩って逃れようとするが、拘束された両手は頭の上で縄を軋ませるだけで、男の体を押しのける役には立たなかった。座り込んだ姿勢のまま立てた膝を合わせてみたものの、内腿の隙間に男の乾いた手が滑り込んでくる感触に身を震わせるシャリー。侵入者の指は異物ごと徐々に捩じ込まれ、狭い谷間を埋めていく。 大量に溢れた蜜が文字通り潤滑液となり、抵抗無く異物を受け入れ始めたかに見えた。しかし、男の指が半分ほど柔肉の中に沈んだ時、シャリーが悲痛な声を上げる。 「は……あっ!……かはっ!!」 「……?」 男は怪訝そうな表情を見せて一旦球体を取り出した。そして痩せた指を秘所の奥へと突き立て、探るように何度もかき回す。 「ひやぁっっ!!」 指の腹が敏感な女芯をかすめ、激しい刺激が背筋を走り抜ける。内腿を震わせながら派手な嬌声を上げたシャリー。粘膜を擦り上げられる度に艶かしく体を左右にくねらせる。 こんな単純な愛撫でも、容易に高みまで押し上げられてしまいそうだった。甘い声が洩れるのを抑えることもできず、絶頂の予感で心を震わせていた。 …しかし、男はシャリーを悦ばせようとする意思を持ち合わせていなかった。ある一点で指の動きを止め、ゆっくりと上下に揺り動かした。 「いっ!…ぁ……痛いっ!!」 「おや…まだ未通だったとはね……」 一瞬意外そうな表情を見せて男が言った。可憐な女性が目の前で身悶えているというのに、声には感情の起伏がほとんど感じられなかった。しばらく思案するような素振りを見せていたが、自分のローブの裾にシャリーの小水が染み込み始めたのに気付いて軽く舌打ちをした。 「無理して入れるのも面倒ですね…。 ……こちらを試してみましょうか。初めてですが……」 男はシャリーの足首にからまっていた下着を取り去ると、片方の脚を肩に担ぎ上げた。神官衣が完全に捲くれ上がり、控えめに生え揃った陰毛があらわになる。その下で色付く秘めやかな狭間は愛液で潤み、普段よりもわずかに入り口を広げていた。 「ひっ!……やぁあっ!!」 このままでは犯されてしまう…。意識は朦朧としていたが、本能的に女性としての危機を感じ取るシャリー。自由な方の膝で目の前の陵辱者を必死に押しのけようとする。 …しかし、男の手が伸びたのは予想外の場所だった。ぐっしょりと濡れた衣服に包まれた後ろ側、お尻の谷間に冷たい球体が押し付けられた。 「いや…ぁ…そっちは……ぁ!」 取り乱すシャリーをよそに、男の指は後ろの蕾を探り当て、ねじ込むように異物ごと侵入してくる。腰を左右に振って嫌がる様子を見せるが、お尻を落として座り込んだ姿勢のままでは逃れ切ることはできなかった。 とても愛撫とは呼べない直線的な動きで男は力を加えてくる。それでも、内腿からお尻の谷間の奥まで垂れている愛液のおかげで柔らかくなっていた排泄穴は、少しずつその入り口を広げ始めた。 「やだ……やぁっ!…そんなの…いやぁっ!」 必死に下腹部を強張らせて窄まりを閉じようとするシャリー。一時的に丸い異物を締め出すことができたものの、さらに力を加えてきた男の手によって再び半分くらいまで埋め込まれてしまう。 「だめえぇっ!…それ以上押さないで…んぁ……ひぃっ!」 入り口付近を出たり入ったりするうちに、溜まった潤滑液がからまって恥ずかしい粘液質の音が小さく響く。汗で濡れた頬を赤く染めて、何度も拒否の言葉を繰り返すシャリー。 「もぅ…やぁ……ぁ…?ひぅあああっ!!!」 荒い呼吸を紡ぎだしていたシャリーの口から、ひときわ高い悲鳴が上がる。見れば、男の指が根元近くまでまで蕾に埋没していた。押し付けられていた物体も門を越えて彼女の体内へと潜り込んでいた。 「ふぁ……あ……」 はっきりとした異物感を排泄穴の奥に感じて、苦悶の声を漏らす。男はすかさず指を引き抜くと、もう一つ持っていた球体を窄まりに押し当てた。今度はほとんど抵抗無く入っていき、最初に入っていた方をさらに奥へと押しやった。 「ひ……ぁぅ……あ………」 背中を仰け反らせて泣くように喘ぐシャリー。半開きの口から、赤い舌の先端がちらっとのぞく。少し身を捩っただけでも異物が存在感を主張し、粘膜と擦れ合っておぞましい刺激が彼女を襲った。しかし嫌悪感の中にも、時おりもどかしく曖昧な甘い刺激が下腹部に広がり、シャリーの精神を溶かしていった。 「ふん……意外とすんなり入るものですね。参考になりましたよ。」 男は立ち上がると、一歩下がってシャリーを見下ろしながら無表情のままで言った。たくし上げられた神官衣の裾から伸びる白い素足が艶かしく見える。じっとりと滲む汗と蜜液、そして失禁の跡で内腿が濡れて光っていた。そして彼女の黒髪と同じ色の繁みの奥からは、新たな泉がじっとりと湧き出していた。 「さて…実験を続けさせて頂きますよ。」 予定外に時間をとられてしまったという態度で、男が古代語のルーンを唱えた…その刹那、室内に神官の絶叫が響き渡った。 「…っ!!…きゃふぁっ!…動いて……ひぃっ!」 後ろの穴の奥を占拠していた2つの異物が詠唱に反応して激しく振動を始め、お互いの位置を入れ替えながら踊るように蠢き始めた。突然の衝撃に肢体を強張らせ、腰を浮かして身悶えるシャリー。おぞましい充満感と痛みが押し寄せてきたが、その中に甘い快楽が入り混じり出したことも同時に自覚していた。 「んぁ…は……ふぅ…んんっ!!」 …腰の奥が熱い。ざわめくような疼きが前の方に伝わり、新たに溢れ出した愛液が滴り落ちる。体内に埋め込まれた危険な物体を早く外に押し出さなければ…。焦燥感ばかりがつのるが、甘美な刺激が身体を走り抜けるたびに後ろの窄まりがきゅっと締まり、異物を奥に誘うかのような反応を見せてしまう。 「いっ…あぁ……きゃふぅっ!」 純潔を保ったままの狭間からは止まることなく夥しい量の蜜液が溢れ、端の方で小さな若芽が震えている。普通の男であればすぐに理性を失ってしまいそうほど淫靡な情景である。しかし冷徹な魔術師は、ただ口の端をゆがめて一瞬笑みを浮かべただけだった。魔道具の実験がうまくいった、くらいにしか思っていないのだろう。 「出して…お尻の中……もう、無理……ぃ」 シャリーの頭の中で光が弾け、意識が白く染まっていく。 「一度入れてしまったら自分では取り出せませんよ。もし無理に取り出そうとすれば……」 男が何か説明しているようだったが、今のシャリーに内容を理解するだけの余裕は無かった。 「らめぇ……また……ぁ…」 弛緩した尿道口が小さく開き、あまり勢いの無い、細い迸りが腿を濡らす。快楽と苦悩の入り混ざった表情を浮かべ放心する彼女に、神に仕える者としての誇りは残っているのだろうか…。 |
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