先ほどから観客席が異様な雰囲気に包まれつつあった。 目で追いきれないほど速い展開で接近戦が繰り広げられた直後、あっという間に黒ずくめのレオタード姿の少女たちがアテナの両腕に取り付いてリングにねじ伏せてしまっていた。 一瞬アテナのものと思われる悲鳴が聞こえたような気がするが、それ以降グラウンドでの攻防が続いているのか、3人の動きに大きな変化が見られない。しかも肝心の大型スクリーンには2人組の背中が映るばかりで状況がさっぱり掴めない。時おりアテナへの声援が聞こえるが、どちらかといえば会場全体がざわついているような雰囲気である。 「まだおとなしくしててね………」 アテナの下半身に覆いかぶさっている、先ほどシャイアと呼ばれていた少女はカメラの位置を確認しながら、膝まで脱がせたスパッツがアングルに入らないように自分の座り位置を調整しながら言った。 そして閉じられたアテナの内腿に片手を挿し入れると、ピアノを弾くように5本の指を上下させながら、膝から股間のところまで何度も往復させる。 「やぁぁ…触らないで………ひぐぅっ!!」 太腿をぴくっと震わせたものの、それ以上の反応はなかった。まだ念動力の暴走による影響が残っているのか、時おり全身を痙攣させながらしゃくり上げるような声を上げるばかりで、自分から起き上がったり抵抗するような様子は見せない。 「反応悪いね……。サラ、あれ貸して。」 そう言って少女は何やら飲み薬サイズのカプセルを相方から受け取った。その手をアテナのお尻とマットの間に割り込ませて双丘の狭間に指を挿し入れると、そのまま白いショーツを横にずらして後ろの蕾に直接カプセルを押し当て、ためらうこと無く一気に奥の方へと突き入れた。 「ひっ……?痛ぁっ…や、やめてっ!!」 前触れも無く加えられたお尻の底への衝撃に対しては、さすがに身をよじって抵抗する。無理やりに押し込まれていく指で腸の粘膜が擦り上げられる感触が嫌悪感を増大させる。必死に身体をずらして異物の進入をはばもうとするが、少女の細い指は蕾の入り口をかき回すようにしながら、執拗に追いかけてくる。 「や、やめっ…そんな…とこ……入れないでぇっっ!!!」 アテナはひときわトーンの高い悲鳴を上げると、腰をほんの少し反り返らせるようにしながら菊門に必死に力を込めた。しかし、半分くらいまで埋め込まれた指への圧力が高まったその瞬間、カプセルが弾けて内容物が直腸に広がってしまう。 「ちょっと早いけど………まぁいいわ。」 締め付けられた後ろの穴から素早く指を引き抜くと、少し残念そうにつぶやくシャイア。どうやらもっと奥の方まで入れたかったらしいが、途中でカプセルが破れてしまっては仕方が無い。 「何…?何か…お尻…奥で………熱い……」 後ろの穴の奥で突然広がった違和感にとまどい、腰を左右に揺するアテナ。突然異物感が消えた代わりに熱く、蕩けるような感覚が次第に広がってきて、下半身が腰の辺りまで得体の知れない浮遊感と熱っぽさで支配され始める。 「いきなり吸収しちゃったから…きっと早いよ。」 上半身を押さえ込んでいたサラの言葉にうなずくと、シャイアは再びアテナの太腿を軽くなぞりあげた。 「ひ……!や、あぁぁ……」 先ほどと同じ行為を受けているだけなのに、今度は疼くような快感が触られているところを中心に発生し、急激に全身が火照るアテナ。しなやかな手が這い回る感触が、敏感に研ぎ澄まされた神経にダイレクトに伝わってきて彼女を悩ませる。 そして太腿を少し割り開くようにしながら、シャイアの手がアテナの股間に伸びた。薄いインナーショーツの上からゆっくりと円を描くように手のひらで恥丘を撫で回し、優しく刺激を与えていく。少女の手が1往復する度に、小刻みに腰を震わせるアテナの官能が、少しずつではあるものの確実に昂ぶっていく。 熱い吐息を漏らし始めたアイドルの様子を見ながら満足そうに微笑んだシャイアは、腰に手を回して白いショーツの後ろ側をつまみ、上の方へ引っ張り上げた。 「……くんっ……!!!」 滑らかな布地が、恥丘の谷間を割り開くようにして食い込み、敏感な内側の部分を擦り上げた。急激に股間の辺りが熱を帯び始め、声を上げないように我慢していたアテナの喉の奥から、思わず悲鳴が漏れた。 「こんなところで…感じちゃってるんだ……みんなが観ている前なのに。」 「ちが……違…う…。」 力なく首を振って否定するアテナを無視してシャイアは股間に顔をうずめると、布地越しに秘所に何度か口付けを繰り返した。女の子の恥ずかしい部分はすでにじっとりと濡れており、そっと舌先で舐め上げただけで身体をよじって耐えるような仕草を見せる。 「やっと身体が動くようになってきたのね…。サラ、そっちもお願い。」 上半身を締め付けていた少女が体勢を入れ替えながら胸に手を伸ばした。小ぶりだが形の良い2つのふくらみをコスチュームの上から優しく揉み込むと、手の動きに合わせて鼻の奥から甘えたような声を出すアテナ。続けてサラの指が固く尖り出していた先端に触れると、思わず大きな嬌声を上げてしまう。 「ひぃっ!!……ぁ…あ……ぁぁ……やめ…てぇ……ひぁぁっ!!」 明らかに官能の昂ぶりを感じさせる声。まだほとんど力の入らない腕で手を払いのけようとするが、激痛が走り、サラの腕にしがみつくような体勢で固まってしまう。敏感になっていく尖りを摘み上げられると痺れるような甘い刺激が頭に伝わり、身体中をさらに熱くしてしまう。 それに合わせるように下半身の谷間が収縮し、奥から新たな愛液が湧き出してショーツを濡らす。吸水力を超えて布地の外に溢れ出した粘度の高い液体が、次第にお尻の方へ広がっていく。 「すごい…こんなに溢れてるよ……」 感心したように言うシャイアの言葉を聞いてアテナの羞恥心が高まり、顔を赤らめて身を固くする。しかし、追いうちをかけるようにサラが彼女の耳に舌を這わせた瞬間、背を反り返らせるようにして身体を跳ね上げる。 「ひゃぁっ!!!…くふぅっ……ひぁぁっっ!!!」 「アイドルなのに…こんなところで感じるんだ……」 アテナの長い黒髪をかき分けながら、調子に乗って耳を何度も舌で舐めまわすと、幼さの残る端正な顔は少しずつ官能に支配され始め、瞳が焦点を失い、口の端から涎がこぼれ落ちる。 それと同時に、溢れる愛液で大事な部分が半透明になりかけていた白いショーツの端からシャイアの手が侵入する。薄く生えそろった女の繁みをかき分け、直接乙女の秘所に指を滑り込ませると、入り口をかき回すようにして愛撫する。電撃のような甘美な刺激が身体の中心を走り抜け、理性が弾け飛びそうになる。 「くふぅっ……だ…だ…め……そこ……ふぁぁぁっ!!」 何で…こんな簡単に気持ちよくなっちゃうの……。靄がかかったような頭の中でぼんやりと考えるアテナ。先ほどお尻に入れられた薬のことを思い返すことができないほどに、まともな思考ができなくなっていた。 「もうイっちゃう寸前かな…とりあえず1回目…」 サラとシャイアが顔を上げて目配せした直後、今まで優しく愛撫を続けていた2人の動作が激しさを増した。コスチュームの上からでもはっきりと分かるほど起立した胸の先端と、谷間の先端から露出した女芯が少女たちの指で同時に攻められる。 「(こんなところで…いやぁ……も…我慢でき…ない……)」 敏感な突起から送り込まれる濁流のような甘い刺激がアテナの理性を押し流し、全身に伝わっていく。 「………!!…ひ、あ…あぁ……んあぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」 派手な嬌声を上げて身体を大きく痙攣させるアテナ。収縮した女陰から愛液が一気にほとばしり、陵辱者の指を濡らす。 呼吸が止まるほどの衝撃と共に、頭の中が白くなって思考が停止する。 …瞳の焦点が少しずつ戻ってきた時、随分時間が経ったように思われたが、実際にはわずかの間のことだったらしい。観客の声援が次第に耳に響くようになってきた。いつの間にか敵方の2人は立ち上がっており、リングの離れた反対側に立っていた。 「…ファイト!」 レフェリーの声が聞こえた。そう言えば、アテナがマットの上で押さえ込まれていた時には、どこにいたのだろうか…。 もはや試合を続ける気力は残っていなかったが、ロープを掴んで体を預けるようにしながら何とか立ち上がった。腕にはまだ痺れが残っていて、指先の感覚はほとんど無い。 そしてよろめくように一歩踏み出した瞬間、内腿にぬるっとした感触があった。忘れかけていた快楽が再び燃え上がり、膝から力が抜けそうになる。 「やぁ……まだ……だめぇ……」 半分無意識のうちにミニスカートから伸びた白い脚をせわしなく擦り合わせてしまう。思わず太腿の間に手が伸びるが、人前であからさまに恥ずかしいところを押さえるわけにもいかず、スカートの端を握りしめて気を紛らわそうとする。しかし新しい愛液が泉のように湧き出して太腿を伝い始め、その感触からいつの間にかスパッツが完全に脱がされてしまっていたことに気付く。 「……やだっっ!!」 驚きと急激に高まった羞恥心から、その場でしゃがみ込もうとするアテナ。しかしその瞬間、横を一陣の風が通り抜けたかと思うと、いきなりアテナの体が空中に浮いた。 「だめよ。みんなに見せて上げないと。」 小柄な少女のどこにそんな力があるのか、両肩にアテナの体を担ぎ上げた。いわゆるプロレス技のバックブリーカーである。 「や、やめ……あっ……うぁぁ……」 背中が反り返り、苦しそうに呼吸するアテナ。体の柔らかい彼女にとってさほどダメージは大きくなかったが、スカートの端から無防備に晒されているショーツを手で隠そうと必死にもがく。スクリーンにこそ映し出されていなかったが、リングに近いところに座っていた観客たちはアテナの下半身に注目し始め、ざわめきが少しずつ会場中に広がっていった。 「みんな見てるよ…アテナ……」 担ぎ上げられる様子を見ていた方の少女、シャイアはそう言って近付くとアテナの上半身に手を伸ばし、胸の形を強調するように下から揉み上げた。単純な愛撫であったが、コスチュームと胸の先端が擦れ合う刺激が弾けるような快感を全身に伝え、再び下半身が熱くなる。女の悦びに震える秘所から大量の愛液がこぼれ落ち、後ろの蕾の方まで濡らしていく。セパレートのコスチュームの間から露になっている白い腹部が激しく痙攣し、スカートを必死に押さえていた手は力を失って滑り落ちた。 「恥ずかしい格好しちゃって……見せ付けてるの?」 両脚を絡ませ、もどかしげに擦り合わせながら体の内から沸き起こる衝動に耐えようとするアテナ。技をかけられた痛みによるものではないことはひと目でわかる。汗で濡れた頬に黒髪が張り付き、可愛らしい顔が苦悩している様子が見てとれた。 「降ろし…てぇ……も…だめなのぉ………」 「何がだめなの?ほらほら、みんなに見てもらわないと…」 サラがアテナを担ぎ上げたまま、リングの中央でゆっくりと一回転する。そして観客に見せつけるように、さらに力を入れてアテナの背中を反り返らせた。 「ひぃっ…!だめぇ……おしっこ……降ろしてよぉ……」 普段であれば恥ずかしくて言えないようなセリフを口にするアテナ。快楽に溺れ、正常な思考力の低下している証拠だろうか。 「やだ、この子、またおもらししたいの?」 「いいわよ、アテナ。ここでさせてあげる…」 そう言ってシャイアは胸の愛撫をやめ、アテナの赤いミニスカートの中に手を伸ばすと、限界まで愛液を吸収したショーツを一気に膝下までずり下げてしまう。 「いやあああぁぁっ!!!やめてっ!やめてぇっっっ!!」 さすがに半狂乱になって叫ぶアテナ。スカートの裾から濡れた秘唇がのぞいている。喘ぐアテナの視線の先にあるスクリーンには、下ろされた彼女の下着が大映しになっていた。会場中が興奮のるつぼと化し、怒号のような歓声がこだまする。 続けてシャイアの手が秘所に伸び、2本の指で押し広げるようにしながら大きくかき回す。 「も…やぁぁ……やめてぇ……ひぅん!!!」 シャイアの指が”く”の字に曲がり、執拗にGスポットのあたりを刺激する。サラの背中の上で両脚を突っ張らせるようにして悶えるアテナ。快感と共に急激に高まってきた尿意が、彼女を今まで経験したことのない異様な快楽の泥沼に引きずりこもうとする。 「あ…あぁっ!も…だめ……これ以上…触られ…たら…きゃふぅっっ!!」 軽く絶頂に達したのか、シャイアの指を咥え込みながら、四方に愛液を撒き散らす。それでも身体の昂ぶりは全くおさまらず、さらなる快楽を求めるかのように腰をくねらせてしまう。 「…っと。そろそろね。もう終わりにしましょうか。」 愛液の飛沫を顔に受けて少し驚いたシャイアだが、相方に目で合図を送ると、観客に向かってアピールするように片腕を突き上げた。それを受けてサラは肩の上でアテナの体を90度回転させると、パワーボムの体勢に入る。 「きゃっ!?……なに?……そんな……」 急に体の安定を失って驚くアテナ。何か言おうとした瞬間、リングに向かって頭から叩きつけられてしまう。 「がっ…!!あ…あぁぁ…」 ろくな受身も取れないまま、後頭部からマットに叩きつけられた。相当手加減して投げられたのだが、呼吸が一瞬止まるほどの衝撃があった。そのままサラはいわゆる”まんぐり返し”の体勢でアテナをマットに押さえ込む。当然痛みが全身を走り抜ける…はずだったが、強い薬の影響が続いているせいなのか、痛みと共に電撃のような快感が脊髄を通り、秘所に集束する。 「ひぃ……あぁぁあああっ!らめぇ……も…だめ……」 ごぼっという効果音が付きそうなほど大量の愛液が溢れ出し、逆さになって捲れあがったアテナのスカートを染めていく。そして異様な絶頂に達してしまい、口を半開きにして呆けたような表情をしていたアイドルの顔に、熱い液体が降り注ぎ始めた。 「やぁ……おしっこ……でちゃ……う……」 押さえ込まれた体勢のため、目の前にある自分の恥ずかしい割れ目から金色の液体が溢れ出す様子が、はっきりと見える。顔の汗と涙を流し落とすと共に、いつの間にかヘアバンドがとれてマットの上に広がった美しい黒髪をも濡らしていく。 「あったかい……気持ち…いいよぉ……」 陶酔したような表情を見せるアテナの耳に、もう会場の歓声は届いていなかった……。 完 |
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